本日のSBI証券外国株式の特集レポートの紹介です。ロシア制裁で農産物価格が高騰!!【農業関連】、なかでも【肥料関連】に注目高まる!?と言う記事が掲載されていました。
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ウクライナ危機に伴うロシアへの経済制裁を受けて農産物価格が高騰、農業関連銘柄への恩恵が期待されています。なかでもロシアの生産、輸出寄与が高い肥料関連銘柄の恩恵が大きくなる可能性が注目されます。そこで大手肥料メーカーを中心にご紹介いたします。
図表1 注目銘柄リスト
銘柄 | 株価(4/5) | 52週高値 | 52週安値 |
---|---|---|---|
ニュートリエン(NTR) | 101.20ドル | 108.84ドル | 52.28ドル |
モザイク(MOS) | 67.75ドル | 71.50ドル | 28.26ドル |
CFインダストリーズ ホールディングス(CF) | 102.77ドル | 109.80ドル | 43.19ドル |
ソシエダードキミカイミネラデチリ ADR(SQM) | 85.88ドル | 90.87ドル | 39.43ドル |
- ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
上記のうち私が保有している銘柄は2銘柄、NTRニュートリエン、SQMソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリになります。
農業関連銘柄への恩恵が期待される
過去2年近くにわたる農産物価格の上昇によって、農業関連銘柄への恩恵が期待されます。農産物価格の上昇は農家の増産意欲を刺激するため、肥料や農薬など農業投入物への需要拡大が見込まれます。また、農家の経済状況は大きく改善したことで農機への投資も拡大しやすくなっていると考えられます。
農業関連の主要分野は以下の通りです。
【肥料】
作物価格の上昇で農家の経済状態が改善すると恩恵を受けやすい業界と考えられます。肥料の三要素には、窒素、リン酸、カリがありますが、リン酸とカリは鉱石から生産されるため、資源産業的な側面もあります。ニュートリエンは肥料の三要素をいずれも扱い、世界最大手です。ソシエダードキミカイミネラデチリは肥料事業が主力ですが、株式市場では蓄電池に使用されるリチウムを生産していることが注目されています。
【農業化学】
農業化学は、農家が使用する種苗や農薬を提供するもので、農産物価格上昇の恩恵が早く表面化しやすい業界と考えられます。コルテバは種苗と農薬の両方の事業を運営する一方、FMCは農薬事業が100%です。FMCは2017年にデュポンの作物保護事業を取得する一方、リチウム事業をライベント コーポレーションとして分離しています。
【穀物商社】
穀物商社は、主要穀物の買い付けから集荷、輸送、保管までを手がける専門商社です。穀物価格の上昇は業績にプラスに効くことが多いとみられます。業界トップのカーギル(未公開企業)が群を抜いて大きく、アーチャー ダニエルズ ミッドランドは2位です。
【農機】
農機は「耐久消費財」であり、農産物価格の低迷で2015年から2019年にかけて農家の経済状態が冴えなかったことを考えると、農機に対するペントアップ需要がたまっている可能性があります。米国の大型トラクター(100馬力以上)の売上は、農家の経済状況が良かった2013年ピークの半分以下に低下していることから、複数年にわたり更新需要が出る可能性があると言われています。
*SBI証券から転載しています。
私の現在の穀物関連のポートフォリオになります。
上記の記事で紹介がなかった銘柄ではANDEアンダーソンズがあります。アンダーソンズは米国の農業企業。農業関連ビジネスを多角的に手掛ける。穀物倉庫の運営、エタノールの生産、作物生産者向けに苗・肥料等の販売、中古鉄道車両やレール機器の購入・修理・売却・リース、芝生・石膏製品の製造、「Andersons Market」にて食品の販売などを行う。本社はオハイオ州マウミー。
最近の海運株が下落基調になっている中、比較的堅調に推移している穀物関連、もう暫くは保有したいと考えています。更にCTVAコルテバが欲しい銘柄の一つとして挙げられます。
ただ面白くないのが穀物関連はどの企業も配当利回りが非常に低いことです。高配当狙いの私には少しそのあたりが不満が残るところです。